2005年 12月 27日 ( 1 )

2005/12/27(火) 世界一受けたいゴルバチョフの授業。

録画していた日本テレビ系「世界一受けたい授業」(24日(土)放送分)を観る。
とりわけ、ノーベル平和賞を受賞したゴルバチョフ先生による授業が大変勉強になった。

e0069848_7442080.jpgミハイル・セルゲイビッチ・ゴルバチョフ
Mikhail Sergeyevich Gorbachev
1931年生まれ。
85年、54歳でソ連最高指導者・共産党書記長に就任。
政治改革「ペレストロイカ」と情報公開「グラスノスチ」断行。
さらに、アメリカと米ソ中距離核兵器全廃条約を締結した。
改革路線は、東ヨーロッパ諸国の民主化へと波及、
ベルリンの壁崩壊にも多大な影響を及ぼした。
90年、初代大統領を務め、同年、ノーベル平和賞受賞。
91年、国際社会経済・政治研究基金を設立、会長就任。
今回、「世界平和と日本の未来」について同番組で語った。
●来日は何回目くらい?

日本には数え切れないくらい来ています。1年に1、2回は来ていますね。
そんなに来てるのに、何故今まで授業に呼ばれなかったのかが分かりません。

日本で驚いた事は、日本の道路は世界一だと思います。
私の周りのスタッフと、どの国の道路が一番良いかという話になった時、
スウェーデンでも無く、ドイツでも無く、日本が一番だという結論になりました。

それから日本は空気がきれいですね。
何処の国よりも車が多いのに、環境を大切に思っている。素晴らしい事です。

あと、日本は子ども達の事をとても大事にしていると思います。
何故なら、子ども向けのテレビ番組がありますよね、
それがこれ程充実している国は無いのです。
日本は驚かされる事ばかりです。

●日本の“政治改革”について

前回の日本の選挙を、実は準備段階から結果まで見ていました。
首相の党が大勝利したという事は、改革が国民に支持されているという事だと思います。

日本は長寿国です。そのお年寄り達が、今の日本を作り上げてくれたのです。
若い人とお年寄りの世代の断絶が有ってはいけません。

あるロシアの大物政治家がこんな事を云いました。
「若者と経験豊かな年輩者が良い関係になれば良い国になる」。

若い人達は冒険主義に夢中になり、一方、年を取るとどうしても慎重になり過ぎて、
保守的になってしまうのです。

ですから、年輩の人々の知恵と、常に元気を与えてくれる若い人達のエネルギーを
上手く組み合わせて行く事が一番大事な事だと思います。

●小泉総理とは今回の来日で会いましたか?

1回会いました。良い対談でしたよ。
小泉さんはとても開放的で、自由な考え方をする人ですね。
対話が出来る人だと思います。これはとても大事な事です。

政府に居る人間が、国民と対話出来なければ不幸な国になってしまいます。
小泉さんはそれが出来る人です。

●イラク戦争を始めたアメリカについて

イラク戦争が始まった時、私が伝えた意見は今も変わっていません。
イラク戦争が始まったというニュースを聞いたのは、何処だと思います?
日本の地下鉄です。電車を降りて電話に出たら、インターファクス通信社からでした。
「イラクで戦争が始まったようですが、どう思いますか?」
私ははっきり答えました。「とても大きな政治的な間違いだ」と。

その後の様子を見ても、やはりこれは大きな間違いです。
今一番大事な事は、アメリカ軍がイラクからどうやって撤退するかという事です。
イラクを見捨てるので無く、イラク人自身で問題解決出来る可能性を与えるという事です。
経済協力ももちろん必要です。それによってイラク人自身がこれから平和な生活が
始まるんだと思えるようにしなくてはいけないのです。

●日本へのメッセージ

ずいぶん前から日本は世界の中でとても重要な役割を果たしていると思います。

恐ろしい第二次大戦で一度国家が崩壊しましたよね。
しかし、その後民主化をした日本は見事に復活し、大きな業績を残しました。
戦後の日本の業績とは、武器を持たない戦争をしなかったという事です。

戦争をしなかったから、今のような偉大な民族になったのです。
この素晴らしい教訓を他の国々に伝えなければいけません。
[PR]
by beach-village | 2005-12-27 23:31 | 政治